空き家対策特別措置法で空き家がアツい。

空き家対策特別措置法というのが新しく施行されました。

これによって、簡単にいえば空き家をほったらかしにしてはいけません、ということになりました。

 

どうして空き家をほったらかしにしてはいけないのでしょうか?

それは、言い方は悪いですが空き家というのは何も役に立っていないからです。

それどころか、不法投棄の温床となってしまったり、不特定な人々のたまり場になる危険性もあります。

 

あなたの家の周りが空き家だらけだったら怖いですよね?

夜になったら真っ暗になってしまいますし、近くに人が居ないって意外と怖いものなのです。

 

こういう空き家を放置しておくと、倒壊する危険もあるかも知れませんし、治安も悪くなるし、何よりも、土地を有効に使えば経済的にもいいのに空き家のままではもったいないと思いませんか?

 

そこで、空き家をほったらかしにしてはいけない、という空き家対策特別措置法が出来たのです。

 

どういうのを空き家というか、というとこれは行政の判断になります。

これまでは空き家に対して、行政はなにもすることが出来ませんでした。

そりゃそうですよね。いくら行政といえども勝手に人の家に入る権利はありません。

 

しかしこの法律では、行政が空き家かどうか調べる権利が与えられています。

そして、空き家かどうか判断するのも行政です。

判断基準は明確にはきまっておりませんが、簡単にいえば、倒壊の危険があったり、治安を悪くしていたり、景観を損ねていたり、まあ、周囲に悪影響を与えているような空き家はダメですよ、という判断基準です。

 

さて、空き家と認定されてしまうとどうなるか、というと税金が高くなります。

住宅などの敷地として利用されている土地は、固定資産税が課税標準額の1/6~1/3、都市計画税が1/3~2/3に軽減される措置があるのですが、これが対象外になってしまうんですね。

 

ところで、どうして空き家って発生すると思いますか?

人が住まないならとっとと取り壊せばいいですよね。

 

そう考える方もいるかも知れませんが、家は壊すのにもお金がかかります。

少なく見積もっても戸建てを更地にするだけで100万はかかるでしょう。

しかも、土地は更地の状態より家が建っている方が税金が安いのです。

これが軽減措置と呼ばれるものなのです。

 

であれば、空き家になったからと言って無理に壊すよりも、とりあえず建物があれば税金は減額になるのだから、次になにかやるまで建てておくか、と普通考えますよね。

これが空き家が多く発生するメカニズムです。

 

大体土地というのは次になにかやることが決まらなければ、そうそう更地にすることはありません。

更地にしておくと、私達みたいな不動産業者がしょっちゅう来ますしw

 

というわけで、いまは空き家に対しても飛び込んでいる不動産業者が多いはずです。

次に何か決まりさえすれば空き家を取り壊せるわけで、どちらも話しとしては悪くはないですよね。

 

ただし、そうそう空き家認定されることはいまのところ無いようですから、焦らずにじっくり決めたほうが良いと思います。

焦って業者の言いなりになってしまうと、後々後悔することになりかねませんから。

 

余談ですが、この法律でリフォーム業界は非常にアツいです。

また、リフォーム業界は高度経済成長期に建てた家の寿命がそろそろなので、これに対しての需要も盛り上がっています。

 

というわけで、リフォーム業界からのラブコールも空き家のオーナーには来ると思いますので、心中お察しするばかりです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク